適当日記

日常の瑣事を書いています。

『誤解だらけの人工知能』田中潤・松本健太郎著 光文社新書

 先日、図書館で表題の本を借りて読んできました。新書なので二日ほどで読めました。これまで私は、人工知能についてなんかすごいことができるものという程度しか認識が無かったのですが、本書を読んで少しだけ人工知能というものがなんなのか分かりました。

 

 とはいえ、本書は人工知能っていうのはこういうものだよという本であり、どういう理屈で人工知能が動くのかということや、人工知能がいつ頃、誰もしくはどの集団によって開発されたのかなど、あまり細かい話には踏み込んでいません。なので、既に人工知能についてある程度の知識がある人にはあまり意味のない本かもしれません。

 

 一方で、人工知能はすごいらしいが何がすごいのか。人工知能によって我々の仕事が無くなってしまうのではないかなどその程度の認識の方にはすごくおすすめの本です。因みに私は人工知能について何も知らないので、本書を読んでみて良かったと思いました。本書の著者によりますと、日本は人工知能のことをちゃんと理解している人が世界各国に比べて相当少ないそうで、危機的状況だそうです。

 

【目次】

はじめに

第一章 みんな人工知能を勘違いしている

第二章 人工知能はこの先の社会をどう変えていくか?

第三章 社会に浸透する人工知能に私たちはどのように対応するべきか?

おわりに

 

 人工知能については、大学や民間の研究機関でもすでに研究されているのですが、人工知能の定義については、まだ定まっていないということです。つまり、どういうことができたら、それは人工知能といえるのかということですね。研究者の間でも定まっていないのであれば、人工知能について素人の我々も分からなくて当然といえます。実際、さすがにこれは人工知能じゃないでしょというようなものでも、人工知能として発表されているものもあるそうです。著者によれば、人工知能と言っておけばウケが良さそうだからではないかと推論されています。金儲けの為に名前だけ詐称するのはよくある話ではないでしょうか。

 

 さて本書の中で、人工知能の定義づけが行われますが、2018年時点では人工知能=ディープラーニングとされます。2018年時点としているのは、人工知能の発達によって、何を人工知能とするかは変化するからということです。 ディープラーニングというのはなんかこうどんどん学習していって勝手なことをするという私の勝手なイメージだったんですけれども、そうではなくて与えられたデータに対して、それを上手に分類するというそれだけのようです。それだけというとガッカリという感じもするんですけれども、データの与え方次第で人間ができるような精度ではなく、とんでもない精度と速度でやっていけるのがディープラーニングということだそうです。

 

 また、人工知能というのは万能ではないそうです。今の段階では何々に特化した人工知能というのが最高水準にあるそうです。だから、例えば将棋で名人に勝つ人工知能と車を自動で運転させる人工知能というのは別の能力が必要なので、別個に作らないといけない。いろんなことができる人工知能が開発されるのはまだまだ先ということになります。この本の中には具体的にどれぐらいにできそうかということが書かれています。人間の仕事が人工知能にどんどん取られていくということは、いつの日かそういう日が来る可能性はあります。ですが、例えばある日突然全ての仕事を抉り取られるということはならず、だんだんそういう人工知能に仕事を渡していくということになりそうというふうに著者は述べておられます。ある日突然仕事がありませんということにはならないようなので、ちょっと安心しました。いろんな分野で一つ一つこう人間が人工知能に仕事を渡していくと。

 

 また、ディープラーニングの弱点みたいなのも紹介されてまして、空気を読むとか意味を理解するとかは、これからもなかなか難しいようです。さらに、データを与えられたときに、それを詳しく分析して答えは出せても、どういうわけでその分析をしたのかということも説明することはできない。人工知能が出してきたデータをどう読むかそれは人間の仕事だということだそうです。 

 

 第二章は、2010年代20年代30年代40年代というように時代を追って人工知能が社会をどういう風に変えるであろうかという予測が立てられています。私がおそらく生きてるであろう2040年代までなかなかすぐには社会は変わらないであろうことが分かりました。これは技術的な問題だけでなく、人々の無理解なども発展を阻むということでした。人工知能が仕事をとっていくということばかり聞いていたので怖いなと思っていたんですが、人工知能に任せるところは任せて、自分人間のやるところは人間のやるとこういう風になっていけば、共存という形になっていいのかなと。どれくらいの時代に何ができるようになるか、現在の予測を知りたい方はぜひ本書を読んでみてください。少なくとも私は本書を読んで何時ぐらいにこれができそうか分かり、非常にワクワクしました。

 

 第二章の最後の方に、人工知能に自我が芽生えるかという問いがあって、著者によれば、人工知能に自我があるかどうかというのは検証がどうすればいいかわからないということで、極端なこと言えば人間同士でも証明できないのではないかということです。 言われてみればそうなんですが、哲学の方でこれに対する答えがありそうな気もします。著者によれば、人間A(被験者)を用意して壁越しに人工知能と人間Bと対話させて、どちらが人間でどちらが人工知能でしょうかとした時に半分以上の人間が人工知能を人間ですと誤認したら、それで人工知能に心があるということにしたらどうか、人工知能に心があると20人中10人ぐらいお答えてればもう心があるということでいいのではないかっていうことなんです。

 

 これには驚きまして、この考えでいくと人間と人工知能がほぼ同等でになってしまうということになります。これで本当にいいのかどうかというのは思うんですけれども、こういう考え方もあるかというふうに思いました 。

 

 第3章では社会に浸透する人工知能に私たちはどのように対応するべきかが書かれています。人工知能は確実に人間の仕事を代わってやっていくということで、これはもう間違いないようです。ただこれのせい(おかげ?)で個人の能力で生きる時代がやって来るという話です。会社の仕事は人工知能に代わられて、そんなに人が要らなくなります。すると、会社に属さない人が大量に出てくる。個人の資質で働いていくということですね。だから社会人会社に属する人がどんどん減っていくのではないかということです。

 

 ただ、個人の資質で生きていける人ばかりではありませんのでこの辺はなかなか難しいかなという風に思いました。この本の著者にはベーシックインカムの話も少し出てくるんですけれども、この辺はもう少し詰めてやらないと難しいかなという感じがいたしました。

 

 今まで人工知能について誤解していた部分がある程度わかりましたので良かったなと思いました。 満足の一冊でした。いつもより、かなり多めに書いてしまいました。

 

 

雨漏りにうんざり。

 久しぶりに書きます。古い賃貸に引っ越して二か月になります。以前住んでいたところは大東建託が建てた新築だったので、騒音以外大きな不満は無かったのですが新しく住んでいる部屋は設備が壊れている、若しくは臭いことが多くて参ってしまいます。

 

 先日などは、寝室の窓枠から大量の雨漏りがあり不動産会社の人をすぐ呼びました。とりあえずの応急処置(といってもタオルで押さえるだけ)をして帰っていき、翌日業者が来ました。朝だけ「これから修理していきます」と挨拶に来てくれましたが、工事が終わると何も言わずいつの間にか帰っていました。別に挨拶に来いとは言いませんが、工事が終わったと言ってくれないと、出かけられないじゃないかと不満に思いました。まあこのような気の利かなさに一々イライラしていると田舎では暮らしていけません。仕方ない仕方ない・・・

 

 さて、工事が完了したのかどうか不動産会社に問い合わせると、終わっているとのこと。雨漏りの原因を聞いてみたら、窓枠のコーキング(?)のし忘れですと言っていました。そんなことある??今までのこの部屋の住人は何もなかったのかね?よくわからない。

 

 お次はベランダです。私は今一階に住んでいるのですが、二階のベランダから水が落ちてきます。洗濯物が汚水で濡れてしまうので、またまた不動産業者を呼びます(来るのだけはそこそこ早い。まあ当たり前ですが)。担当者が見て、雨漏りですねとのこと。工事を依頼しました(住んで早速こんなことだらけなので流石にイライラする)。この依頼をしたのは何と七月上旬です。二か月近く放置されています。この間、何度か不動産業者へ連絡しましたが、「今調整中です」「業者を呼んだのですが、その業者ではできませんでした」などなど、理由にもならない理由をマゴマゴ述べてのらりくらり躱されます。おそらく工事したくないのでしょう。ベランダの雨漏り工事は費用が高いでしょうから。いい加減にしろよエイブル。

 

 まーとにかく田舎の不動産業者はぱっとしないというか、気が利かないしサービスの水準は低いしでため息が出ます。田舎移住など夢見ている人がいるかもしれませんが、もし田舎に住むことになったら、不動産業者に限らずこういったことはゴマンとあります。それを受け流せるかどうかもポイントです。よくよくお考えになってください。都市部ではありえないサービス水準のオンパレードですよ。嫌になってきます。

 

 

 

WIFI選びは大変。Fuji wifiの使い心地など。

 引っ越しして一週間と少し経ちました。新居での暮らしになれつつあります。新居といっても築30年の古ですが。前に住んでいた賃貸には、WIFIがもともと付いていて、それを利用させてもらっていました。無料なので大変ありがたかったです。大東建託さんありがとう。

 

 一方で、引っ越し先は自分でネット環境を整えなくてはいけません。久しぶりの作業です。四年前大阪に住んでいたころ、ポケットWIFIを利用していました。お金が無かったので、FUji wifiという会社と契約して、月に20GBのプランにしていました。それを超えると速度制限がかかるわけです。しばしばこれに引っかかって何もできない状況になっていました。しかも、Fuji wifiは契約途中で通信料の変更を認めないという融通の利かなさで大変な目に遭いました。安さだけが取り柄だよ。Fuji wifiさんよ。

 

 さて、今回私が契約したのはFuji wifiです。私は学習能力があまりないので、安さに惹かれて4年ぶりにこんにちはとなった次第です。ネットでWIFI各社を比較しようにも情報が溢れており、素人には一体どれが本当にお得なのか、さっぱり分かりませんでした。「オススメWIFI20選」みたいなサイトばかりでもう目が痛い・・・。というわけで、色々と勝手が分かりしかも安いFuji wifiに戻ってきたわけです。

 

 先日送られてきたポケットWIFIの機械を見ると、見た目が四年前と変わらないではありませんか。懐かしい。あのころと今とでは随分私はいろいろな面で変わりましたが、Fuji wifiは変わっていませんでした。ではFuji wifiは四年の間、惰眠を貪っていたのでしょうか。そうではありません。いつの間にやら契約途中での通信料の変更がOKになっており、解約も柔軟になっているではありませんか。四年の間、君も頑張っていたんだな。そうかそうか。

 

 WIFIをPCやスマホに接続し、いつも便利に使っています♬ Fuji wifiで良かった良かった。

 

 となれば本当に良かったのですが、遅い。劇的に遅い。youtubeなどはまだ許せる範囲ですが、仕事で写真・動画ファイルが送られてきたとき、なかなか開けません。なんということだろうか。君の遅さを忘れていたよ。またまたこいつとのうんざりした生活が始まりました。Fuji wifiは他のWIFIに比べてかなり安いです。それだけが取り柄のかわいいやつです。トホホ・・・。大東建託の無料WIFIはかなり優秀だったことがよく分かりました。

 

大東建託木造アパートに住んでみた感想

木造住宅のイラスト 

 久々の更新です。早くも七月になってしまいました。梅雨も中盤戦です。なかなか洗濯物が乾かずつらいですね。暑くなるとコロナは落ち着くといわれたこともありましたが、どうもそうはならないようです。これを書いている時点でかなり感染者が増えてきております。

 

 いきなりですが、最近引っ越しました。今住んでいるところは軽量鉄骨ですが、それまで木造アパートに住んでいました。木造アパートといっても、大東建託が最近そこら中に建てまくっている、似たような作りの木造アパートでして、私は新築でそこに入りました。なので、とても綺麗な部屋を借りられました。

 

 大阪で暮らしていたころは、鉄筋造りの賃貸にしか住んだことがなかったので、転勤を期に一度木造アパートはどんなものか、好奇心もあり契約してみました。契約前に、周囲の人たちから木造アパートはやめておけとさんざん言われました。彼らが木造アパートを勧めない理由としては、音漏れと寒さが挙げられていました。

 

 木造アパートに二年半住んでみた感想としては、一人暮らしならば色々と我慢すれば悪くないというものです。但し、住む前に忠告された音漏れに関しては確かにその通りでした。どれくらい響くかというと、お隣さんの携帯電話のバイブレーションの震動音が聞こえるレベルです。私は二階に住んでいましたが、一階の住民の足音も結構響きました(逆に一階の住民が二階の足音などをどのように聞いていたか気になります。一度足音がうるさいとクレームが管理会社を通して来ました。自分はうるさくしたつもりはなかったのですが)。周囲の生活音等が気になるのは、こちらの部屋で音を鳴らしていないときのみであり、こちらで音楽を聴いていたり、家事をしているときは気になりませんでした。

 

 木造アパートの造りで評判が悪いのはレオパレスですが、本当かどうかは別として、隣のおっさんの屁が聞こえるレベルと聞いたことがあります。大東建託の木造アパートはそれよりましです。隣の屁が聞こえたことがないからです(隣が屁を静かにしていない限り)。

 

 とはいえ、最新の木造アパートで以上のような状況です(2018年築)。音漏れを我慢できるかどうかで決めるということになるでしょう。最後になりましたが、寒さはあまり気になりませんでした。その点は、木造アパートの造りが進化したのか、住んでいる土地の気候の問題か分かりません。どちらにしても、私はもう木造アパートに住むことは無いと思います。良い経験をさせてもらいました。

 

 大東建託の木造アパートの悪口のようになってしまいましたが、音漏れ以外はとても良かったです。私の借りていた部屋には間接照明が最初からあり、おしゃれでした(あまり使いませんでしたが)。また、24時間換気システムもありますし、追い炊きやモニター付きインターフォンもありました。人によったらうれしい設備でしょう。インターネットも無料で使わせてもらいました。音漏れだけなんです。あとは。

 

 

プロ野球開幕。

 プロ野球が今日から開幕しました。プロ野球がないと、新年度が始まらないような気がしていたので嬉しいことです。地上波のテレビでは、巨人×阪神しか見られないのですが、他の試合も開催しています。私は広島カープのファンですが、開幕から今年も楽しみにしております。昨年度は残念ながら優勝を逃しましたが、今年こそという思いです。

 

 コロナ騒動が始まる前は、来年こそマツダスタジアムに行きたいと思っていたのですが、職場から遠方への旅行はやめるように言われているので、今年はスタジアムへ行くのはやめようかと思っています。

 

 最後にマツダスタジアムへ行ったのは、2015年だったかと思います。まだスタジアムが完成して間もないころで、前田智徳選手の引退間際に行きました(前田選手はその試合、代打で出てきてくれました)。市民球場にも行ったことがある自分としては、球場のあまりの変貌ぶりに驚きました。

 

 昨年度から大きく戦力は変わっていないようですが、監督が変わってチームの雰囲気も色々と変化したのではないでしょうか。今年の開幕戦は横浜とです。勝ってほしいですね。自分の注目選手は安部選手です。再ブレイクに期待!

 

頼むから携帯ショップへ行くな。そして、代理店は休業しろ!

 またまた久しぶりの記事になりました。みなさんは、おうちにいらっしゃるのでしょうか。私は、勤務先が4/25-5/6まで休業となり、ずっと家にいます。夜にジョギングに出かけるようになりました(田舎のため、道には誰もいません)。運動不足のためか、腰痛がひどくなってきました。

 

 さて、表題にありますように携帯ショップは危険だということを皆さんにお知らせしようと思います。そんなこと知ってるわ!とお思いの方もいらっしゃるとは思いますが、客がこの休みの間、続々と携帯ショップへ行っているのは事実です。私の友人は、auの代理店(静岡市)で働いていますが、予約がパンパンだそうです。

 

 しかも、機種変更などでくるそうです。これだけ人と接触するなといわれているのに、なんということでしょうか。子供連れで来たりもするそうで。ついでながら、その友人が働くauの代理店では、コロナの感染者が来ており保健所から連絡があったそうです。それにも関わらず、その事実は非公表で休業することもない。auの代理店もいい加減にしてほしいですね。これってどうなんでしょうか。その代理店に非常に腹が立ちました。おそらく、こういった対応をしている店はたくさんあると思います。

 

 感染者が出た・立ち寄ったとされていない店であっても、不要不急の外出はやめておいたほうがいいと思います。公表していないだけの可能性があるのですから。客が来なければ、殆どの店は休業になるでしょう。どうか、携帯ショップなど不要不急の用事で各種の店へ行かないでください。携帯ショップで働く友人は本当に怖がっていました。友人は生活のため、感染の危険を冒しながらやむなく働いています。

 

最近の雑感―最近読んだ本など―

 ずいぶん久しぶりに書きます。世間はますますコロナ騒ぎで大変なようです。私が住んでいるのは東海の田舎なので、特に騒ぎはありませんがティッシュなどは品切れになるわ、マスクはいまだに手に入らないわで色々と不便です。

 

 以前のブログを書いた時点ではコロナ感染者が0人だったのが、もう数人でているようで、今後増加する見通しです。大学生や、スポーツ選手、芸能人にも感染が広がっているようで恐ろしい限りです。でも、有名な人が感染したとなるとコロナの恐ろしさが今までよりも身に染みて分かるようになって、不用意な出歩きなどが減る気がしますがどうでしょうか。

 

 さて、私の職場ですが基本的に在宅勤務となっています。4月末までとりあえず大人しくしておけとのことで、大した仕事も振られず殆ど何もすることがありません。業績などは大丈夫なんだろうか。

 

 どうにも暇なので、国立国会図書館デジタルライブラリーをだらだら見ていたら、『電車百馬鹿』なる資料を発見しました。これは、式亭三馬(江戸時代の戯作者)の『古今百馬鹿』をもじったタイトルと思われるのですが、中々に面白そうなので読んでみました。この本は、大正九年(1916)に出版されたもので、電車によくいるバカな人たちを笑った作品のようです。しかも増訂二版とあります(笑)売れたのかしら?それとも冗談?

 

 ともかく、以下に表紙を貼っておきます。デジタルライブラリーで無料で見ることができます。もしよかったら覗いてみて下さい。きっとフフッと笑うと思います。

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『電車百馬鹿』表紙

 芝雷山人とは誰なんでしょう。調べたら分かるのかな。付録で「電車に関する不平・電気鉄道取締規則・電気に関する注意心得」なるものもあります。左上には稲妻の絵がありますね。まだ全部を読んだわけではありませんが、様々な「馬鹿」が紹介されています。はっきり言って、電車で見かける馬鹿は大正も令和も変わらないように思いました(笑)いるいるこんな人!

 

 自分は大阪に住んでいたころ、電車で見かける馬鹿な人たちが心底嫌いでしたが、この本を読んでなんだか許せるようになった気がします。昔からいたんだなこんな人と思って。そんな人にムキになっていた自分のことがなんだかおかしい。なんだかあほらしい。心にゆとりを持たせてくれる本です。芝雷山人とはどなたか存じませんが、ありがたい。参考までに、一番最初の本文を新字体に戻して翻刻をしてみます。

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一人目の馬鹿。かなり辛口である。

1 車内の掃除不行届にして塵埃舞上るに平気なる従業員の馬鹿

  賃銭値上げなら車台を多くし従業員の監督を励行し、万事面目一新大改良を要するよ、値上げ丈け(だけ)の充分の責任を尽さなくてはいけない

 

 大正時代はどうも駅員が不真面目だったようですね。車内が汚れていても知らん顔ということでしょうか。確かに腹立ちますね。ただ、今の駅員さんは皆真面目にやってくれてると思います。掃除は専門の人がいますしね。因みに、あとの小さい字は雑誌などで見聞きする不平不満だそうです。冒頭の附言にあります。それではこの辺で失礼します。

 

会議が続々中止に

こんにちは。今日も昼休み前にブログを書いています。暇なので。さて、最近世間を騒がせているコロナウイルスですが、全く収まる気配がありませんね。私が今住んでいる県は、未だコロナウイルスの報告がないのですが、果たして本当かしらん。新幹線が通っているのに、報告0とは俄に信じられません。

 

 今のところ感染報告は0なのですが、三月末まで私の勤務先の社内会議は全て中止ということになりました。誠にありがたい。コロナに感染するリスクが減ったことについてありがたいと思うとともに、日々の無意味な会議が無くなってありがたいという意味もあります。というか、三月末まで無しにできる会議って、意味あるのだろうか。その存在意義を問いたいです。メールでもういいじゃないか。あんな報告だけの会議。

 

 学校はしばらく休校になるそうですね。子供らは嬉しいでしょうが、世のお母さん方のストレスは頂点に達するでしょう。怒りの矛先は旦那に向くと。かわいそうに。フラリ―マンが街にあふれかえるわけです。

 

 私は一時期高校で教えていたことがありました(非常勤講師としてですが)。専任教諭・常勤講師の連中は、今回の休校をどう思っているのか知りませんが、非常勤講師は死活問題ですね。授業をしなくても給料もらえるならいいですが、休校=給与なしになるとすぐさまコンビニバイトをはじめないといけなくなります。どうするのだろうか。

 

 さて、話は戻りますが、私が住んでいる県に感染者が0というのはどう考えてもおかしい。絶対に居るはずです。なぜ報告がないか。それは田舎では風評被害が都会よりもひどいからだと思います。あそこの会社・学校・町で感染者が出たとなれば、いつまで悪いうわさが立つか分かりません。だから、感染が怪しくても家で寝ている人もいるんではないかと思います。だから、言いたくても言えない空気なのではないでしょうか。いつの間にか、感染者は被害者なのにも関わらず、犯罪者みたいになっていますからね。行動範囲などが洗いだされて、責任を取れ!・・・みたいな感じですね。これでは、中々言い出せないでしょう。

 

 もっと話を戻しまして、会議が無くなって今会社で殆どやることがありません。これで給料が出るならいいですけど、ボーナスとかカットにならんだろうか。今から節約をしておきます。今回の騒動はいつまで続くのやら。感染しないように対策もしておかねばなりません。備蓄のマスクもあと数十枚しかありません。マスクが無くなったらどうしようか。

 

 

光熱費などの支払いについて(楽天アプリ)

みなさんは光熱費などの支払いは口座引き落としですか?クレジットカードですか?私は基本的にクレジットカードですが、どういうわけか、私の住んでいる地域は、水道だけ払い込み用紙での支払いになっています。電気もガスもクレジットが使えるのに、なんで水道だけできないんでしょうか?せめて口座引き落とししてくれよと思っています。

 さて、私は楽天銀行を使っているのですが、楽天銀行にはアプリがあります(Appストアですぐダウンロードできます)。このアプリには色々な機能が付いているのですが、その中に「コンビニ支払」という機能があります。これは、コンビニで使える払い込み用紙をそのまま読み取って払ってしまえるという機能です。これは本当に素晴らしい機能です。支払い期限ぎりぎりになって深夜にコンビニへ駆け込む必要はもうありません。

 しかもこの機能を使って払えば、楽天ポイントまで付いてきます。無駄にコンビニへ行って、不要なものまで買ってしまう日々とはお別れです。但し、振込手数料が一万円未満の場合66円、以上の場合110円かかります。場合によっては0円ということもあるようですが、ここはネックですね。銀行振り込みよりは安いとは思いますが。

 このアプリでは、様々な企業への支払いの他、上記のように公共料金も支払えます。ただ、使える企業に制約があって、特に公共料金の支払いに関しては、このアプリが対応していない場合があります。因みに、私の自治体は非対応です。本当に悔しい。早く対応してくれないかな。田舎だから、まだまだ先の話になりそうです。

 

 

本の扱い方について思うこと

またまた久々の更新になってしまいました。特に忙しいわけではないのですが、書くことがなくてさぼり気味です。さて、自分には行きつけの図書館があるのですが(近所の大学図書館がお気に入りです。大学の図書館は、そこの学生でなくとも使えるのをご存じですか?)、そこでおやという本の扱い方がされていたので、それを書きたいと思います。 

 本棚に本を戻すのは司書さんの大事な仕事の一つなのですが、そこの司書さんが本を本棚に戻す際に、地べたに本を積んでそこから一つ一つ本棚に本を戻していたのです。おいおい・・・。床が濡れていたり、汚れていたら表紙が汚れてしまうよと思ったのですが、これって普通なんでしょうか。皆さんは本を床に直置きしますか?

 その司書さんがあまりにも堂々とされていたので、もしや自分が潔癖症なだけで、床に本を置くぐらい、どうということもないのかと思ってしまいました。自分のことを顧みるに、床に置いたカバンを机の上に置くのもいやです。そういうこともあるので、潔癖症を他人にも強要することになりかねないと思い、その場では司書さんに対して何も言いませんでした。しかしモヤモヤ・・・

 長友千代治という書誌学者が1996年に以下のような文章を書いています(『江戸文学』)。少し長いですが、引用します(以下本文傍線部は長友氏の文章の引用)。やはり、現代人は本を粗末に扱いすぎなのではないかという気もしています。司書さんですら、この扱い方をしてしまっているのですから、一般人は推して知るべしということなんでしょう。自分は、丁寧に今後も本を扱いたいと思っています。

 手馴れた図書館利用者とか、古い本に興味がある人ならともかく、今時は文学部の学生でも本を大切にしないし、大方は取り扱い方も知らぬ。知らぬのも当たり前で、そんなことを教え続ける場が減っているからである。時折、本を下敷きにして筆写するなとか、万年筆やボールペンを使うなとか、線を引くな、書き込みをするなとか、片手で本をもつなとか、机上で引きずるなとか、注意されているのを見るにつけても、日頃から一緒に本を手に取って、勉強しなければならないと反省させられるのである。

 現代は出版産業も全盛、書物も読み捨ての時代。かつて某社が、文庫本を携行した男に、読み終わると砂漠に投げ捨てさせるカッコよいテレビコマーシャルを放映したことがあったが、文庫本といえども粗末に扱ってはならぬという反対意見の新聞投書を読んで共感した。本を大切にし、敬う精神はまだ生きている。

 

あけましておめでとうございます。マスクは意味あるのか。

あけましておめでとうございます。今年に入って初めてのブログです。

ブログを初めて十ケ月ほど経ちましたが、

ついに一回もブログを書かない月が出てしまいました。

一月は特に忙しくもなかったのですが、

何か書きたいネタもなく、平凡な毎日が過ぎ去って

いきました。最近はコロナウイルスがえらいことに

なっていますね。昨日京都へ用事で行きましたが、

結構すいていました。中国人が来ていないのか、

日本人が外出を控えているのか分かりませんが、

駅はいつもよりずいぶん歩きやすかったように思いました。

いまのところ、収束の気配はなく、どんどん感染者が

増えているようです。中国政府もお決まりの隠蔽工作を

行っており、それによって初動も遅れたようです。

共産国は相変わらずですなという感想しかありません。

自分も新幹線で移動しましたが、殆どの人がマスクをしていました。

マスクが品薄で大変だそうですが、そもそもマスクをしていたら

どれくらい効果的にウイルスを防いでくれるのでしょうか。

テレビでは連日コロナウイルスについて報道がなされていますが、

マスクの効果についてあまり教えてくれないように思います。

感染者は広げないようにマスクをするのは分かるのですが、

まだ感染していない人がマスクをすれば感染しなくなるのでしょうか。

それともあくまで感染しにくくなるということに過ぎないのでしょうか。

まあ私が住んでいるのは田舎なので、そもそもあまり人がおらず

そこまで心配いらないのかもしれませんが。

マスクの品薄に乗っかってメルカリでは異常な価格で販売されているようです。

このあたりは相変わらずだなと思いました。中国でも違法な価格で

マスクを販売した業者が処罰されたそうです。便乗値上げもいつも通りです。

がめついというか意地汚いというか。呆れています。

 

友達が高認(高卒認定試験)に向けて勉強を始めた。

 随分気温が下がって、冬らしくなりました。今年は紅葉を見に行くことはできませんでした。来年こそ行きたいと思います。道を歩いていると、葉っぱが色づいていたのは知っていたのですが、来週来週と先延ばしにしているうちに、終わってしまいました。

 さて、標題にあります通り、友達(といっても五つも歳が離れており、同級生だった人等ではありません)が高認に向けて勉強をはじめました。なぜにこの時期に思い立ったのかは分かりませんが、本人はやってみるということで一生懸命に教科書を読んでいます。

 彼は、とある事情で高校を中退してすぐにパチンコ屋さんで働きはじめ、その後勉強をする機会がなかったそうです(今は別の業界に転職しています)。なので、教科書をちゃんと読むのは七年ぶりということで奮闘しています。手始めに英語からやるそうです。時々、教科書の内容について質問されるのですが、中々すぐには分からない問題もあって、手ごわいです。

 自分は普段の仕事では殆ど英語は使わないので(使うときはグーグル翻訳にたよる)、やっぱり普段からやらないと知識はすぐに衰えるのだなと実感しました。でも、学生時代に一応一生懸命英語はやっていたので、どんなだったかはすぐに思い出せました。全く知らないのと、一時的に忘れている(見れば思い出せる)のとでは大きな差があるのだなと気づきもしました。

 高認試験は文系科目・理系科目の両方の合格点をとらないといけないので、科目数が多くて大変そうです(8科目ほど)。過去問を見せてもらったのですが、形式はセンター試験に近いと自分は感じました。記述がなくていいと思います(タイムリーですね!)。

 ただ、高認のための勉強に使う専用の教科書というのがなく、どれを選べばよいか分からないので、彼は困っていました。高校で使っている教科書でやればよいのでしょうか。ネットで見ると、高認用ワークみたいなのはあったのですが、これをやっておけばよいのか、あくまで補助にすぎないのか・・・勉強を始めるにしても何をどうすればよいのやら。勉強以前に始め方がよくわからないということになりそうです。自分もネットで調べてみたのですが、情報が氾濫しており、これというものが見つかりませんでした。(-"-)

 年に二回高認の試験はあるらしいですが、彼は来年の秋合格を目指しているようです。彼からの質問に悪戦苦闘しつつ、自分も高校での勉強を思い出しているところです。昨日は、Be動詞・一般動詞の学習を終えました(その否定形・疑問形も)。みなさんは覚えていますか?英作できますか?

 

マルシンハンバーグのポテンシャルの高さ

「マルシンハンバーグ」の画像検索結果

皆さんはマルシンハンバーグを召しあがったことはありますでしょうか。私は最近はじめて食べました。スーパーの麺類・練り物コーナーにいつも並んでいたので、存在自体は知っていたのですが、お弁当の具みたいな感じがして、これまで買うことはありませんでした。自分は弁当を作らないので。

 先日、スーパーに行くとただでさえ安いマルシンハンバーグがなんと半額になっていました(うちの近くのスーパーでは通常88円)。ちょっと試しにツマミとして買ってみるかと思い、三個買ってみました。

 袋を開けてみると、ハンバーグの周りにラードがうっすらついており(聞いたところによると、昔はもっとラードの量が多かったらしい)、油をひかずに焼けるようになっています。マツコ・デラックスさんはマルシンハンバーグのファンなのだそうで、彼女によれば表面をカリカリになるまで焼くとおいしいとのこと。そこで、私もカリカリになるまで焼いて食べてみました。

 全く・・・これにいままで手を出さなかったことに後悔しました。弁当に入っているしょうもないハンバーグとは一線を画しています。普通にこれだけで主役になれる旨さです。添え物の野菜などあれば、十分晩御飯として成立します。味も、ノーマル・チーズ・ペッパーの三種があり飽きません(他に味はあるのでしょうか?)。

 できれば学生の頃出会いたかった・・・しょうもない惣菜を買うくらいなら、こっちの方が断然いいです。ご飯もすすみます!私は現在も決して裕福ではないので、節約時に今後活躍してくれそうです。本当にこの値段にしてこの旨さは信じられません。

 ただ、値段が安いので仕方ありませんが、自分としては一個では若干物足りない感じはしました。二個あればいいかな。三個あればお腹いっぱいという感じです。夕飯として、ツマミとしてもぜひ!!!

 

 

くずし字AI

news.yahoo.co.jp

 

 ついにくずし字をAIが読んでくれるようになります!!!(多分)久しぶりにブログを書きます。最近は書きたいと思うことがあまり無くて、だんまりです。いつの間にか、随分寒くなりましたね。皆さん風邪などひいていませんか。私の職場では結構マスクの人がいて、恐怖です。

 さて、ついにくずし字をAIが読んでくれるようになります!!!(二回目)これは本当にすごいです。公開はまだのようですが、近々だそうです。くずし字というと文学部の人以外は?でしょう。あの古文にでてきそうなぐにゃぐにゃした字のことです。「その時歴史が動いた」や「歴史ヒストリア」「お宝なんでも鑑定団」などの番組でも時々でてきますね。あのぐにゃぐにゃの字が。

 国語学、国文学や国史専攻の学生は、くずし字を読む訓練をしますので、知らないという人はいないでしょう。このくずし字を読む訓練というのがまた忍耐のいる修行でありまして・・・。自分も大学に入りたてのころ、練習しました。読むのはとても難しいのですが、二週間もすればだんだんと読めるようになってきます。かなりくずしがきつい資料以外は、一年もすればだいぶ読めます。

 今では少ししか読めなくなってしましましたが、まだ多少読めます。くずし字を読めるようになると、昔の人が書いたものを、専門家に頼らないでもある程度読めるようになります。この時の感動たるや。

 活字になった古典作品は、読みやすいので内容が頭に入りやすいです。でも、当時の雰囲気を味わうならやはり当時の本をそのまま読むのが一番良いです。今はネットで古典作品の写真がたくさん公開されています。筆の勢いやかすれ、虫損(虫食い)などがそのまま公開されています。この良さは、一度実際に見てみないと分からないと思います。早稲田大学古典籍総合データベースなどでぜひ古典作品の写真を見てみてください。くずし字が読めなくてもきっとワクワクしますよ。

www.wul.waseda.ac.jp

 くずし字AIは、特別な訓練が必要だったくずし字の読解を、人間の代わりにやってくれるものです。それもものすごいスピードで。この技術があれば、きっと古典作品に親しみやすくなるのではないでしょうか。

 また、一人でくずし字の練習もしやすくなると思います。くずし字AIに頼りすぎは良くないかもしれませんが、この技術が公開されることはとても良いことだと思います。多くの人が、活字化以前の古典作品を味わいつつ、本文が読めるようになる。素晴らしいことです。早く公開されることを心待ちにしています。

 

糖質カットに挑戦②

久々の記事になりました。秋はなぜかあらゆるもの事への興味関心やる気が起きません。グダグダと暮らしております。さて、先日私はダイエットの為に、糖質カット炊飯器なるものを購入しました。その後、故障することもなく順調に動いています。

 私の体重の変遷(炊飯器購入後)を以下に書いておきます。これを見れば、糖質カット炊飯器の威力が一目瞭然になるでしょう(日付省略)。

74.5

73.1

73.9

47.7

75.6

74.5

73.5

74.1

74.5

75.5

74.4

75.1

74.3

74.3

73.8

74.3

となっております。二週間ほど経過しましたが、0.2kg減です。全く意味がありませんでした。一万円以上もしたのに・・・しかも、この炊飯器、掃除がやたら面倒くさいのです。買って損しました。ふざけんじゃねえ!!

 皆さんは、ダイエットの為に糖質カット炊飯器などというわけのわからんものを買うよりも、筋トレなど王道を突き進んでください。私はメルカリでこの炊飯器を売ろうかと思っております。