電車百馬鹿―その3―
これで三日連続です。たぶん三日連続で書いたことは無かったと思います。ついに私が住んでいる県でも感染者が一万人を突破しました。田舎の中の田舎に住んでいるので、特に変わったことは正直無いのですが、都市部では大変な騒ぎでしょう。
さて、今回は『電車百馬鹿』の三人目です。
3、満員立錐(すこし)の餘地(すきま)なきに無限(むやみ)に乗せる車掌の馬鹿
@制限外に乗せるのは、其処に言ふに言はれぬ同情もあるが実際苦くて困る、車台の不足が最も悪いのさ、全体当局者は何んと見るか、人口二百五十万の大都会ぢやないか
( )はルビです。また、今回から旧字体は新字体にしました。そしてまあまたまた駅員批判でした。まさかと思い、後ろまでパラパラ見てみたら、14回目くらいまでずっと駅員批判でした。当時の人は駅員にもいらだっていたのでしょうか。まあ昔は駅員の態度もひどかったと聞きますからね。
最近は通勤者が減って、ひところの押し込まれるようなラッシュは無くなったのだろうと想像しますが、実際どうなのでしょうか。この本には車台を増やせと書いてありますが、大正の頃のラッシュはどんなものだったのか。まさかインドみたいなのではないとは思いますが。大正時代の人が平成の頃の通勤ラッシュを見たらなんというでしょうね。これは酷いというか、まだまだ甘いというか。どうでしょうか。