適当日記

日常の瑣事を書いています。

くずし字AI

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 ついにくずし字をAIが読んでくれるようになります!!!(多分)久しぶりにブログを書きます。最近は書きたいと思うことがあまり無くて、だんまりです。いつの間にか、随分寒くなりましたね。皆さん風邪などひいていませんか。私の職場では結構マスクの人がいて、恐怖です。

 さて、ついにくずし字をAIが読んでくれるようになります!!!(二回目)これは本当にすごいです。公開はまだのようですが、近々だそうです。くずし字というと文学部の人以外は?でしょう。あの古文にでてきそうなぐにゃぐにゃした字のことです。「その時歴史が動いた」や「歴史ヒストリア」「お宝なんでも鑑定団」などの番組でも時々でてきますね。あのぐにゃぐにゃの字が。

 国語学、国文学や国史専攻の学生は、くずし字を読む訓練をしますので、知らないという人はいないでしょう。このくずし字を読む訓練というのがまた忍耐のいる修行でありまして・・・。自分も大学に入りたてのころ、練習しました。読むのはとても難しいのですが、二週間もすればだんだんと読めるようになってきます。かなりくずしがきつい資料以外は、一年もすればだいぶ読めます。

 今では少ししか読めなくなってしましましたが、まだ多少読めます。くずし字を読めるようになると、昔の人が書いたものを、専門家に頼らないでもある程度読めるようになります。この時の感動たるや。

 活字になった古典作品は、読みやすいので内容が頭に入りやすいです。でも、当時の雰囲気を味わうならやはり当時の本をそのまま読むのが一番良いです。今はネットで古典作品の写真がたくさん公開されています。筆の勢いやかすれ、虫損(虫食い)などがそのまま公開されています。この良さは、一度実際に見てみないと分からないと思います。早稲田大学古典籍総合データベースなどでぜひ古典作品の写真を見てみてください。くずし字が読めなくてもきっとワクワクしますよ。

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 くずし字AIは、特別な訓練が必要だったくずし字の読解を、人間の代わりにやってくれるものです。それもものすごいスピードで。この技術があれば、きっと古典作品に親しみやすくなるのではないでしょうか。

 また、一人でくずし字の練習もしやすくなると思います。くずし字AIに頼りすぎは良くないかもしれませんが、この技術が公開されることはとても良いことだと思います。多くの人が、活字化以前の古典作品を味わいつつ、本文が読めるようになる。素晴らしいことです。早く公開されることを心待ちにしています。