適当日記

日常の瑣事を書いています。

憎しみ

最近は所謂バイトテロに関するニュースが落ち着いたようです。一時期はよく見聞きました。多分、ニュースとしての旬が過ぎただけで、今日もどこかでやっている人はいるのだろうと思います。ついさっき、たまたま以下のような記事をみました。

「バイトテロという日常」

http://moru55.com/2019/02/26/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%86%E3%83%AD%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E6%97%A5%E5%B8%B8/

 ニュースなどで見られる論調では、若者の想像力が低下しているとか、身内で目立ちたい心理が働いているとか、ネットリテラシーが教育されていないなどのことが言われています。でも、それだけなのでしょうか。上記記事では、そこに「憎しみ」があるのではないかという意見が述べられています。バイトテロをする若者は、アホな動画を流すことでどうなるのかは分かっている、つまり、自爆テロではないかということです。その根底に、バイト先とか社会に対する憎しみあり、それをぶつけているのではないかと。低賃金のうんざりするほど長い労働を強いる周囲や(まあバイトするのは自分で決めたはずですが)、活躍できていない自分自身に対する憎しみ・恨み・不満。

 そのような背景があるものですから、こんなことはしてはいけませんなどと教育をしたとしても、今後も続々とバイトテロは起きるだろうと、上記記事の筆者は述べています。自分もその可能性はあるだろうと思います。

 ネットでごく簡単に検索してみると、バイトテロはただの悪ふざけだろという人たちと、社会的な不満をぶつけているのではないかと考える人たちがいるようです。実際のところは、バイトテロをした本人たちに聞くしかないのですが、実際彼らも意識しているかは分からないので、証明することは出来ない問題なのかもしれません。ただ一つ言えるのは、彼らが社会的に活躍している人間だったり、夢中になれているものがあるのであれば、あんなことはしていなかっただろうとは思います。責任もありますし、あんなことが面白いとは思わなかっただろうと考えるからです。

 バイトテロをすることで再起不能になるまで叩きのめされるのは、どうかと思います。確かに見てて不愉快ではありますが。若者が社会に対する不満を変な形で表現しないようになれば良いなと思います(自分も気を付けないといけないと思っています)。