先行研究の引用の仕方とマナー
先行研究の引用の仕方にもルールがあります。このルールを守らないと、パクリになってしまいます。これは、やばいやつです(マナー違反)。でも、難しく考えなくていいです。ちゃんとルールを守れば、どんな文章でも引用できます。そのルールとは大きく以下の二点です。
①引用元を示す。
②どこが引用元の文章でどこからが自分の文章なのかを分かりやすく示す。
まず①から見ていきます。引用元の示し方は、結構バリエーションがあって、例えば山田太郎さんが2004年に書いた『日本文学のイロハ』××出版という本を引用するとします(この本は架空です)。その場合は、以下のようなパターンがあります。
・山田(2004)には以下のような記述が見える~(名字+出版年)
・山田太郎(2004)には以下のような記述が見える~(名前+出版年)
・山田太郎著『日本文学のイロハ』には以下のような記述が見える~(名前+書名)
・『日本文学のイロハ』には以下のような記述が見える~(書名のみ)
オーソドックスなのは上の形式ですが、分野によって引用元の示し方はいろいろあるかもしれないので、それは自分の分野の慣習に従ってください。卒論を書いて思ったのは、暗黙の了解がかなり多いということです。ゼミの先生に聞いても、体裁は引用する論文のマネをすればいいよ(ただしパクリは許さん)。というだけであまり教えてくれませんでした。
なので、自分で引用元の示し方の方針を決めてやれば良いと思います!ゼミの先生が引用元の示し方を教えてくれるなら、それに従うのが一番です。ただ、示し方はブレさせたらだめです。読みにくいからです。
次に②ですが、これも大きく三個パターンがあります。
・引用した文章を「 」でくくる。
・引用した文章を二字下げで示す。
・文章で挟んで引用箇所を明らかに示す。山田(2019)によると~~とある。
上記のようにすれば、引用元の文章と自分の文章が混ざらず、引用のマナー違反といわれることはありません!