適当日記

日常の瑣事を書いています。

日本語の「い」と「え」

最近、「い」と「え」が気になっています。ついに頭おかしくなったのかと思われそうですが、一応頭は大丈夫のはずです。この「い」と「え」ですが、例えば次の場合などに、交替して出てきているのです。

 

・それって「間違い」だよ。

・それって「間違え」だよ。

 

 この両表記を見て、自分は「間違え」にやや違和感を覚えるのですが、みなさんはどうでしょうか。色々とネットを見ていると、他に「大間違え」「大間違い」の表記もみかけます。両方とも日本語としては可能な表現だとは思いますが、なぜに両表記が出てきたのでしょうか。気になります。

 さて、この「い」と「え」ですが、非常に面白い用例を見つけました(もうみんな知ってるかもしれませんが)。みなさんは「かんがいぶかい」という言葉を漢字で書くときに、どのように書きますか?おそらくは、「感慨深い」ですよね。この「かんがいぶかい」の真ん中の「い」を「え」と勘違いしている人ももしかしているのでは?と考えてネットで検索してみました。

 その結果・・・居ました!!!この「い」を「え」と勘違いして、「考え深い」という表記にしている人がちらほら。「考え深い」という言葉はすでにあるのですが、文脈上明らかに「感慨深い」とあってほしい所を、「考え深い」となっています。

 これなども、「い」と「え」の交替ではないでしょうか。「考え深い」と打てば変換されてしまうことから、勘違いに気づかずにいるのだろうと思います。そのうち、「感慨深い」と「考え深い」の意味がかなり接近してくるのではないかななどと考えています。今でもそこまで遠い意味でもないとは思いますが。

 他にも「思えやり」みたいな表記があれば面白いなと思ったのですが、それは見つかりませんでした。ヤフー検索の「リアルタイム」で言葉を検索すれば、色々と面白い勘違いの表記などがたくさん見つかります。ヤフー知恵袋もそういう意味では面白表記の宝の山ですね。こういう、新しい表記の芽のようなものは、やはり私的な文章やあまり表記に頓着しない場で生まれるものなのでしょう。